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執筆者の写真nigetasakana1231

青が鳴る、

埼玉の「アオイ(現アラレループ)」というバンドの為に書いた曲のセルフカバー。楽曲提供なんて大層な物じゃなくて、「僕らの為に一曲書いてくれ」と頼まれて好きで書いただけの曲で、その後バンドアレンジしてライブで演奏してくれたらしい。僕にとっては初めての経験だったし、とても嬉しかったのを覚えている。その後、アオイは解散してギターボーカルのカナイさんが「アラレループ」というバンド名で再開してから作った「なんでもない歌」という曲の元にもなっている曲です。「なんでもない歌」はアラレループのサブスクで配信中なので、是非とも聞いてみて欲しい。


ここでは、カナイさんとの出会いについて少し書こうと思う。もともとはTwitterのフォロワーの方で、こんな僕によくいいねをくれる優しい人だなぁと思っていて、ある日企画の出演のお誘いをもらったんだけど、バンドの都合やコロナ禍もあってお断りをしてしまって。だけど、その時youtubeで聞いた「それでも、また」という曲がとても良くて、いつか絶対に対バンしたいと思っていました。そして、2020年の暮れだったかな。やっと、弾き語りで埼玉へ行って直接お会いする事が出来ました。その後も、たまに連絡をくれたり、普段本当に自分から連絡取ったり連絡くれる人がいないので、僕は正直少し戸惑ってしまった面もあったんです。その後もう一度ライブのお誘いをもらった時も音楽のモチベーションが下がっていた事や、僕の人間不信的な悪い部分も出てしまったのもあって、またしても断ってしまったんですよね。その時に、それじゃあ代わりに僕らに曲書いてくださいと言われて作ったのがこの曲でした。


カナイさんは否定するんですけど、彼の好きな物に対する行動力は本当にすごくて、彼は僕が鏡だと言うんだけど、僕にはそんな行動力はなくて、僕は彼のその行動によって実際のところ救われたんですよね。

この曲を書いた年は、本当に全然曲が出来なかった年で、「もう音楽辞めてゲーム作ろ」ってなってた時期で、このタイミングでカナイさんが曲作ってと言ってくれなかったら、僕は曲の作り方を忘れていたかもしれない。

そして、今回のアルバムを出そうと思った大きなキッカケは、カナイさんとの会話で。


カナイさん「カーテンコールってバンドでやらないんですか?」

僕「あれはボツだからやらないですね」

カナイさん「じゃあ、弾き語りでもいいからサブスクで聞けるようしてください!」


カーテンコールとは、このアルバムの13曲目に入っている曲で、カナイさんが特に好きだと言ってくれた曲だ。それより前は自分の弾き語りアルバムなんて誰が聞くんだろうと思っていたし、ソロでライブする事もバンドで出れないから仕方なくという気持ちが強かった。バンドじゃない、僕のソロなんて価値がないと思っていた。

バンドを褒めてくれる音楽仲間は他にもいた。

だけど、カナイさんはバンドが休止してから出会った友達で、初めはアサモドキを好きでいてくれたんだろうけれど、カナイさんには一度もバンドでのライブを見せられていない。それでも、二度も僕を弾き語りで埼玉に呼んでくれて、その度にあの曲が好きだ、あの曲が聞きたいと目を輝かせて話してくれた。


僕がソロ活動に踏み出す勇気をくれたのは間違いなく彼で、彼がいなければ僕は逃げた魚を初めていなかったとも言っていい。もちろん、このアルバムを作ることもなかったし、青が鳴る、という曲を公開することもなかった。

だから、本当に彼には感謝してもしきれない、僕にとってスペシャルサンクスな人物なのである。

だから今度は僕がライブに誘いたい。また、色々話そう。


12/12追記

また、話そうといいつつ全然時間が合わず、話せず終いだったので、いっそのことコラボキャスで話そう!という事になって、明日「水を得た魚vol.1」という形でカナイさんとコラボキャスをする事になりました。

本当に僕が電話で長話をするのって、カナイさんくらいで、いつもとても実りのある内容だなと思っていて、でもこんな内容であれば対談という形でみんなに聞いてもらった方が、さらに実りがあるんじゃないかなと思って、今回は僕らのプライベート電話を暴露するような感じで対談したいと思います。笑

大丈夫。多分、彼はプライベートだろうがキャスだろうが彼なので。そういう裏表がないというか、取り繕わない所も彼の魅力だと思う。あと、素直に彼の曲をみんなにも聞いて欲しい。

自分から企画しない僕が、誰かと何かやりたいと勇気を振り絞ってやろうと思う企画。これからも、色んな人とやるつもりだから、応援してほしいな、、


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