おはよう。昨日はよく眠れたかな?
それでは後半戦行ってみよう。
実はこの曲「昨夜」と「ワンマンライブがしたかった」は、ドラムのフユコさんが入ってから初めて合わせた新曲で、本来なら両A面シングルみたいな形で、バンド音源でアサモドキとしてリリースする予定だった2曲だったのです。諸事情でバンドでのレコーディングが叶わなかったので、急遽このアルバムに弾き語りバージョンを入れる事にしました。だから、もともと埋没は12曲のアルバムの予定だったんだけど14曲という前代未聞の曲数になってしまったのでした。
長らく正規ドラム不在のアサモドキに光明をもたらしてくれたのが「フクイフユコ」というドラマーで、正規メンバー加入という出来事は僕にとって本当に救いになった。
きっと、フユコさんが入ってくれなかったらそもそも僕は今ソロ活動をやろうとも思えてなかったと思う。
久しぶりに3人で音を合わせた時の高揚感。何回も曲を合わせて、その度に3人の息が揃って行くのを感じて、バンドって楽しいと久しぶりに素直に思った。
売れない音楽なんて結局自己満足だし、音楽以外にも楽しい事を見つけて生きて行けばいい。そんな風に音楽から距離を取ろうとしていた僕を音楽に引き戻してくれたのは、やっぱり「音楽」と音楽が好きな「人」だった。
だけど、音楽やバンドって楽しいだけじゃない。楽しいだけで生きて行きたいなら、ゲームとか趣味にしたらいい。だから、今の僕は音楽に楽しさだけを求めていないのだと思う。何故自分は生きているのか。それを苦しんでもがいて考え続ける為の手段が音楽であり、結果的に僕は死なずに音楽に生かされているだけだとも思う。
それでも、フユコさんとリカヲと音を合わせて、純粋に楽しいと思った気持ちはきっと嘘じゃない。難しく考えるよりも、もしかしたら、それこそが音楽の本質に近いのかもしれない。そして、その楽しさは人と人の間にしか生まれない物なんだと思う。だから、ソロになってしまった今、僕はその純粋な楽しさを見出せなくなってしまったのかというとそうではなくて、この文章を読んでくれる人や曲を聞いてくれる人との見えない繋がりの中に、その喜びを見出す事は可能ではないだろうか。それを信じたい。ソロだけど1人じゃない。ワンマンライブはワンマンじゃいけない。
だから僕的に、これはとても前向きな曲だと思うのだけど、どうだろう?え?暗い?
早くまた3人で演奏したいなぁ。
追記:12./9
今日は逃げた魚、バンド編成のスタジオ。アサモドキの2人とはまた違ったバンド体験が待っているのだと思う。みんなバンド慣れしたサポートの人達だから、僕が1番足を引っ張らないか不安。だけど、ちゃんと楽しんでやりたい。お腹痛い。
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